試合中に弓が壊れたら?

試合中に弓にトラブルが起こるのはよくあることです。
普段の練習では何もないのに、試合に限って弓が壊れたという話はよく聞きますね。
本当に練習より試合の方が壊れやすいとは限りませんが、壊れた時のダメージは桁違いです。
特に高得点が期待できる場面でトラブルが起こると、ショックですよね。
今回はそういう試合中に道具に関するトラブルが起こった時の対処法を紹介します。

ルールでは
まずルールでは、安全に行射できなくなるような弓の破損が起きた場合は、特別に修理時間をもらうことが出来ます。
これを弓具破損と言います。
具体的には、レストが折れたり、弦が切れたり、リムが折れたりした場合です。
どれも次の射を安全に射つ事はできませんよね。
逆に、羽が取れた、スタビライザーが緩んできたなど、替えを用意しているのが当たり前の物や簡単に直せるものには、修理時間は与えられません。

 

次に修理時間とは何か。
現在のルールでは、弓具破損が起きた時点で審判に申告し、その後修理に入ります。
修理している間、試合は進行し、破損が起きた選手は行射しません。
修理が完了すれば、その次のエンドから行射を再開します。

そして競技の前半36射か、競技が終了した後に、修理中で射てなかった残りの矢を射つ時間が与えられます。
その時間は15分間で、矢取りの時間も含みます
15分を過ぎて、矢が残っていた場合は0点になります。

矢取りを含めて15分間で射てるのは、多くて3エンド分くらいでしょう。
ですので修理は3エンド、できれば2エンド以内に終えないと、修理時間内に不足分を射てない可能性があります。
そういういざという時のために、レストの貼り替え、弦の張替え、Dループの作成などは10分以内にできるようにしておいた方が良いでしょう。

対策法
一番確実な対策法は、予備を持つことです。
弦、タブ、レスト、リリーサー、などの小道具は最低限用意しておきましょう。
記録会や地方の大会くらいであれば、このくらいあれば問題ありません。

全国大会であれば予備の弓を一式用意しておいた方が良いでしょう。
試合前には予備の弓もしっかりチューニングして、すぐに弓が切り替わっても対応できるようにしておきます。
そして弓にトラブルがあった場合は、弓ごと交換するのです。

ただ、一式となるとハードルが高いですよね。
そういう場合は破損率の高い、予備のリムだけでも用意してください。
試合前に予備でサイトを取るのも忘れずに。

 

いかがでしょうか。
ちなみに私自身は試合中に弓具トラブルが起こったことはありません。
試合前の公式練習や、プラクティスの最中にコンパウンドでは、カムが回らなくなったり、リカーブではレストが折れたりしたことはありますが。

とはいっても、今まで他の選手で弓具破損が起きた場面を何回も見てきました。
いくら修理時間が設けられているとはいえ、補充矢の行射中は1人で射つのでいつもより緊張します。
修理したとしても全く同じところにグルーピングするとも限りません。
1番良いのは、破損が起きないようにすることです。
そのために普段から弓を点検するようにしましょう。

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