市販されているボウスリングは、以下のようなタイプがあります。
・人差し指〜親指 に装着する、フィンガースリング
・手首〜手首 に装着する、リストタイプ
・弓に取り付けて手首を通す、リストスリング(コンパウンド用)
この分け方で言うと、オリジナルボウスリングはどれにも当てはまりません。オリジナルボウスリングは、手首〜親指に装着するからです。
装着方法
① 輪っかから紐が出ている形になっています。
② 輪っか部分に手首を通し、出ている紐を引っ張ります。紐を引っ張ると輪っかが縮まり、手首にしっかり巻き付きます。
③ 紐を人差し指と中指の間に通します。
④ 弓を持ってから、右手で以下のような輪を作ります。(画像では弓は持っていません)
靴紐などをフィンガースリングにする場合と同じやり方です。
まず右手の親指と人差し指を紐の中に入れます。
そして指を広げながら、上向きにクルッとひねります。
再び親指と人差し指を引っ付けて、2重の輪っかを作ります。
その輪っかを親指に着けると完了です。
慣れれば3秒で着けられるので簡単です!
弓を持った時のイメージです。
調整方法
オリジナルボウスリングは、カラーバリエーションがたくさん選べますが、サイズは1種類のみです。
手首の太さ・指の太さ・弓の太さ・手の大きさによって長さが変わりますので、長さ調整はお客様にやっていただきます。
まずは弓を持って、大体の長さを決めます。
その位置で固結びをします。
余った部分は切り落とします。
切り端はライターで炙って止めます。
あとは使いながら微調整していきます。固結びで止まっているだけですので、すぐに調整できます。
特徴
ボウスリングで重要なのは、伸びないこと、切れないことでしょう。靴紐をボウスリングにしたことがある方は、最初のうちはスリングが伸びて困った経験があると思います。
正しい長さに作っても、射っているうちに負荷がかかり、徐々に伸びていくんですね。
しかも、ほんの少しずつ伸びていくので、全然気付かずに使い続けてしまう恐れもあります。
それに比べてオリジナルボウスリングは、ほとんど伸びない素材を使用しているため、何年使っても伸びません。
この素材は1本で数百kgの重さに耐えられるくらい強靭ですので、伸びることも切れることもありません。(長期の使用による摩耗は除く)
コンパウンドの方なら分かると思いますが、Dループ用の紐の太いバージョンのような素材です。
この伸びないという点がストレスなく使い続けられるポイントです。