ウェイトバランスの話(コンパウンド)

リカーブではエクステンダーにVバーを付けて、センターとサイドを2本、そしてその先にダンパーとウェイトというセッティングが一般的です。
中にはエクステンダーを使わない選手もいますが、それ以外は基本的に同じセッティングになります。
ウェイトのバランスも、弓の飛び出しを調整するくらいで、あまり大きな変化はありません。

コンパウンドでは、センターとサイドを1本、自分の体側に取り付けるのが一般的です。
しかし、中にはサイドを2本付ける選手もいますし、多い人ならサイドを4本も付けている選手を見たこともあります。
サイドを取り付ける位置も、センターブッシングにVバーを付けたり、ハンドルの裏側に付けたりと様々です。
ウェイトの数や、バランスも人それぞれです。

 

そのウェイトバランスは2種類に大きく分類できます。

1つはセンターとサイドに大体同じ枚数のウェイトを取り付けるタイプです。
サイドの角度も開き気味にして、重心を左側に傾ける事が多いです。
このタイプは、射った後弓が的方向に回転します。

エイミング時は少しサイトがフラつきやすくなるものの、矢筋が通しやすいです。
また、的側に弓が倒れようとする力が常に働いているので、それに反発するイメージで反対側に引くことで方向性が取りやすいです。

 

2つ目はセンターのウェイト1枚に対して、サイドを3枚〜4枚取り付け、弓の重心を手前側に持ってくるタイプです。
サイドのウェイト量によりますが、射った後に弓が静止するか、手前側に倒れてくるようにします。
サイドの角度は狭めにして、弓の中心に重心が来るようにします。

このタイプの利点は、エイミング時にサイトが安定する事です。
また1つ目のタイプより、少ない筋力でも支えられる利点もあります。
ただ、矢筋の通しやすさ、方向性の取りやすさでは劣ります。

 

ちなみに私は2つ目のタイプで、射った後は弓が完全に静止するようにしています。
それの理由は私が理想とする射型に1番マッチしているセッティングだからです。(理想の射型については以前のブログで紹介しました)
まず肘に取り付けるオリジナルのリリーサーを使うことで、常に弓に対してまっすぐ引けるので、方向性が取りにくいというデメリットが無くなります
そしてサイトが安定するので、タイミングを合わせやすいというのも大きなメリットです。

今回紹介したセッティングは、どちらが優れているというのはありません。
世界トップクラスの選手達の間でも、意見が別れています。
1番良いのは、両方とも試してみて、自分に合った方を選ぶということですね。

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